いろいろな形での支援がある。
ボランティア活動もそのひとつだろう。
自発的、無償、そして、そこにそれぞれの生き方や価値観が映し出される。
それに触れる時、恩恵に預かっている僕達もふと笑顔になる。
お菓子作りの好きな女性が、
町家カフェさわさわにふさわしいクッキーをと考えられた。
出来上がったのは、点字クッキー、
様々な味のクッキーに、点字の6個の点がつけてある。
そして、2文字の単語となっている。
目が見えるお客様が、不思議そうに眺める。
視覚障害のスタッフが、そっと説明する。
和やかなひとときが流れる。
このクッキー、面白いだけでなく、結構美味なのだ。
口に入れたお客様から、おいしいですねと笑顔がこぼれる。
原料からこだわった手作りだからだろう。
数に限りがあり、
運がいい時だけ、飲み物についてくる。
本当に、たまに、確立数パーセントかな。
でも、それくらいがいいんです。
しみじみと、運が良かったなと思えるから。
ちなみに、昨日、僕は運が良かったです。
クッキーには、
「あき」と書いてありました。
爽やかな風が流れる中で、秋を頂きました。
(2013年10月13日)