秋田から、岡山から、鹿児島から、
ほとんど同時にメールが届いた。
地元で、僕の講演会を模索しているとの内容だった。
メールをくださったのは、親戚でもないし幼馴染でもない。
たまたま、僕の著書「風になってください」を読んでくださった人だ。
今更ながら、活字の力に驚いている。
人間っていいよな。
見も知らぬ他人の人生に思いを寄せて、
一緒に喜んだり、笑ったり、
励ましたり、応援したりできる。
それぞれの地域での講演会が実現するとかしないとか、
それは結果であって、どっちでもいいと思っている。
そこに向かうプロセスが、
僕達へのエールだ。
今朝の京都は、この二日間の雨のせいか、
爽やかな風が、秋が生まれ始めていることを教えてくれている。
僕の心の中にも吹いている。
夏もあともう少し、頑張るぞ。
(2013年8月26日)