夜11時の、nhkのラジオのニュースを聞いたら、
部屋の電気を消して布団にはいるようにしている。
実際に電気が消えたかはわからないので、
ヒモを引っ張る回数で理解している。
ヒモを引っ張る回数が、
一回で二個ある蛍光灯の一つ目が消える、
二回で二つ目が消えて、三つ目で豆電球が消える。
時々、回数が判らなくなったりしたら、
電球に手を近づけると、熱でだいたい確認できる。
人間って面白いもので、
目が見えなくて、もう光も確認できないのだから、
実際には部屋の電気は必要ではないのに、
夜になると一応つける。
寝る時は、消すように心がけている。
必要か不必要かではなくて、やっぱり夜には、明かりの中で生活したいと思う。
見える人達と同じでありたいのかもしれない。
若い頃から、よく寝るタイプだったし、
徹夜なんてできない。
よく眠れるというのは、きっといいことなのだろう。
ただ、目が覚めた時が問題だ。
光が判らないということは、
夜なのか朝なのかが判らない。
枕元にある音声で知らせてくれる時計を、
これまた手探りで探して、
時間を確認するという毎日だ。
でも、この夏の季節は、セミさん達の大合唱が朝を教えてくれる。
いい感じで朝を迎える。
布団の中で、夏の朝だなって思うと、ちょっとうれしくもなる。
欲を言えば、セミさん達はちょっと早起き過ぎる傾向がある。
一週間の命だから、
すぐに高齢者になるのだから、
早起きが多いのも仕方ないかと、
早起きが自分のせいではなくて、セミさん達のせいだと、
一人で妙に納得して、
今朝もおはよう!
(2013年7月30日)