連日、朝から夜までの外出が続いている。
ほとんどが、講習会の講師と会議だ。
どれかを削ればとも思うのだが、
どれも大切な内容だ。
結局、午前、午後、夜と、いくつかの会場をはしごしたりする。
年度末でもあるから、仕方がない。
昨夜も、最後の会議を終わって会場を出たのは、
21時頃だった。
一緒に会議に出席した人が、
通り沿いの民家の庭先の桜が満開だと足を止めた。
彼の声は、僕に伝えながら、桜の木に向かった。
僕もつられて、首をあげた。
しばらく、無言で桜を眺めた。
桜が、僕を見つめてくれた。
なんとなく、ほっとした気持ちになった。
なんとなく、笑顔になった。
(2013年3月27日)