昨夜は、今年最初の忘年会。
京都ライトハウスで訓練を受けた仲間達の会、フェニックス会の忘年会だった。
見えない、見えにくい仲間達と、見える友達と、楽しいひとときだった。
僕達は、たまたま、同じ時代に、視覚に障害をもってしまった。
そして、京都ライトハウスで、白杖歩行や、点字やパソコンなどの訓練を受けた。
訓練終了後は、それぞれが、それぞれの地域で、
それぞれの人生をおくっている。
それぞれの人生が、キラキラと輝いていることを、
お互いに認め合う、居心地のいい会だ。
参加した一人の全盲の女性は、
自宅でのお父様の介護に向かい合った一年だったと振り返った。
「未来に向かう子供の命、大切です。
現役世代の私達の命、大切です。
そして、人生の終わりに近づきながら、
日々生きようとする命も、
同じように大切なのだと感じました。」
この言葉を聞いた時、
僕達は、また心から、彼女に拍手を送った。
いい忘年会だった。
ひとつ年を取るごとに、
ひとつ学べる人生でありたい。
(2012年12月3日)