甥っ子の結婚披露宴、僕もお招きを受けた。
子供の頃はおばあちゃんと一緒によく京都を訪れていた。
小学生くらいの頃のはにかんだ少年の笑顔をうっすらと憶えている。
当たり前のことだが、会う度に成長を感じた。
電車が大好きだった少年は高校を卒業して鉄道関係の会社に就職した。
婚約者と一緒に挨拶にきてくれた時には逞しさを感じた。
今朝の天気は晴れ、少しだけ秋を運ぶ風が吹き始めている。
のどかな朝だ。
白いネクタイを着けての披露宴、僕の人生では最後の機会かもしれない。
心をこめて拍手をしよう。
笑顔で記念写真に入ろう。
その空間に存在できることに感謝だ。
けんと君、なおさん、ありがとう。
そして、おめでとう。
(2024年9月13日)