玄関横のプランターにマリーゴールドの苗を植えたのは5月だった。
すくすくと育ってくれた。
8月に入っての日照りの続いた日々にはせっせとジョーロで水やりをした。
なんとか元気にしてくれていたし、花も咲いていた。
でも、やはり大地そのものが乾いていたのだろう。
雨上がりの今朝のマリーゴールドは全然違っていた。
葉も茎も花も活き活きしていた。
そっと触れる僕の手を押し返すようなエネルギーがあった。
そこにある空気までがそんな感じに思えた。
まさに恵みの雨だったのだ。
うれしそうなマリーゴールドを見て僕もうれしくなった。
僕の心にも恵みの雨となった。
(2024年8月22日)