12月3日 視覚障害者ガイドヘルパーの日

12月3日が「視覚障害者ガイドヘルパーの日」という記念日になった。
ガイドヘルパーというのは視覚障害者と一緒に外出して目の代わりをしてくださって
いる人達だ。
同行援護という制度の基、全国で活動してくださっている。
ガイドヘルパーによって、僕達の仲間の生活が支えられていると言っても過言ではな
い。
ただ、その数は全国的に不足しているし、仕事としての知名度も高くはない。
同行援護という制度を発展させるためにももっと社会に知ってもらわなければいけな
い。
そういう願いが記念日の制定につながった。
2023年12月3日、記念日認定証の授与式が東京の日本視覚障害者センターで挙行され
た。
全国の関係団体をオンラインでつないでの開催だった。
厚生労働省からもお祝いにきてくださった。
日本記念日協会の使者から授与される認定証を受け取るのが僕の仕事だった。
これまで活動してくださった全国のガイドヘルパーさんに感謝しながら、新しい次の
一歩を噛みしめながらしっかりと受け取った。
認定証と白杖が僕の右手にあった。
僕は満面の笑みを浮かべながら記念写真の撮影に臨んだ。
時代がひとつ進む瞬間に立ち会えたことを光栄だと感じた。
そして、カメラの向こう側にある未来をしっかりと見つめた。
(2023年12月4日)