今年が始まった頃、4月以降の予定はほとんどなかった。
毎年そうなのだが、いつも少し不安を感じる。
このままだったらどうなるのだろうと思ってしまうのだ。
3月になったら急に問い合わせなどが増え始めた。
結局、新年度のスケジュールの半分くらいは埋まった。
例年の学校だけでなく新しい学校も増えた。
東京の高校や京都の専門学校などは年明けの予定を入れてこられた。
学校以外の団体などからの問い合わせも入り始めた。
また今年度も例年通りに活動できるということだ。
同世代の友人は定年後の再雇用も終了したと話してくれた。
そういう話を聞くと僕は恵まれていると思う。
見えなくなった僕は定職にありつけなくて仕方なくこういう人生になった。
まさに自由業だ。
結果的にそれが僕に合っていたのだろう。
活動するということはそこにミッションがあるのだと思う。
そしてそれは未来につながっていくような気がする。
僕にできること、感謝しながらしっかりと取り組んでいきたい。
僕の歩幅で僕のスピードで歩いていきたい。
(2023年4月8日)