一回目も二回目も腕が痛いくらいだった。
だから僕は大丈夫だとどこかで思っていた。
たまに副反応のきつかった人と話をした時も、
「若いってことらしいですよ。」
慰めみたいな言葉で対応していた。
僕には無縁と信じていたからだろう。
接種後半日くらいしてからだった。
悪寒みたいなものを感じた、
急激な変化は発熱すると予想できた。
早々とベッドに潜り込んだ。
38度を超えたなんて何年ぶりだっただろう。
いや十数年ぶりかもしれない。
副反応と分かっていても不安は大きかったししんどかった。
見えない状態での高熱は不安を増幅させるのかもしれない。
バファリンを飲んで汗をかいて少し下がった時は本当にほっとした。
ヘトヘトになった。
若くなんかありません。
高齢者でも副反応はあるってことです。
しみじみとそう理解しました。
(2022年2月27日)