友人は故郷で臨床検査技師という仕事をしている。
ふと思い出してご機嫌伺いのメールをしてみた。
返信のメールには元気で頑張っている姿があった。
正月休みも返上しながらPCR検査に追われたらしい。
仕事には誇りとやりがいを感じているけれども、
いつも感染への不安はあるとのつぶやきもあった。
それでも正確な検査結果を出すことは自分達の使命だとのことだった。
「使命」という言葉が輝いていた。
キラキラではないけれどしっかりと存在していた。
今この瞬間も使命感に支えられて仕事をしている人達がおられる。
人間の社会の強さみたいなものを感じた。
僕にできることって何だろう。
マスクをしたまま、しっかりと白杖を握って前に進むことなのだろう。
少しずつでもあきらめないで進むことなのだろう。
コロナが終息したら、また彼と笑顔で再会したいと思った。
(2021年1月18日)