雨上がりの空の下、ひまわりに出会った。
はつらつとしていた。
大きな葉っぱにはたくましさがあった。
花弁は触っただけで黄色を主張しているのが伝わってきた。
チューブから絞り出したばかりの鮮やかな黄色だった。
僕の心までがわくわくした。
もうすぐ梅雨も明けるのだろう。
うだるような暑さが始まるのだ。
暑いのは苦手だけれど、夏はやっぱり暑い方がいい。
真っ青な空、真っ白な入道雲、ひまわりがよく似合う。
その傍らを白杖をしっかりと左右に振って歩くことにしようか。
汗をかきながら歩いていこうか。
それもまた夏に似合いそうだ。
(2020年7月27日)