友人から新年のプレゼントが届いた。
彼はスーパーマーケットの移動販売に携わっている。
毎日車を運転してお客様に商品を運んでいる。
待っていてくださる人達の笑顔が彼の生きがいらしい。
お客様に渡す手作りのお守りを僕にも送ってくれたのだ。
珍しい甘納豆がメインだったのかもしれないが、僕はそっと添えられたお守りの方が
うれしかった。
仕事の途中、ちょっと疲れた時になど、彼は僕のブログを読んでくれている。
最初の著書「風になってください」の頃からの支援者だ。
ということは、もう15年くらいのお付き合いということになる。
出会ったのは一回だけだ。
年齢はどちらが年上だったか忘れてしまった。
住所の記憶も定かではない。
どんな人生を歩んでこられたのかもほとんど知らない。
きっと見つめる未来の方向が同じということなのだろう。
それでも人はつながれる。
それだから人はつながれる。
5円玉の付いたお守り、それを触っただけで笑顔になった。
僕はすぐにいつも使っているリュックサックに仕舞った。
今年も素敵な出会いがあるといいな。
(2020年1月4日)