大学の講義を終える頃、身体の異常に気付いた。
しんどくてフラフラ状態だった。
学校を出てタクシーでかかりつけの医院に直行した。
インフルエンザA型だった。
頭がガンガンして体温が38度を超えた。
平熱が35度台の僕にしたらとんでもない高熱だ。
思考能力もなくなり食欲もゼロになった。
帰宅してベッドに潜り込んだ。
青息吐息で携帯電話を握った。
予定にあった翌日の中学校の講演をキャンセルした。
迷惑をかけてしまったことを申し訳なく思った。
そして悔しかった。
ワクチンも接種していたが防げなかった。
講演などの仕事は穴を空けることはできない。
予定してくださっていた関係者に多大な迷惑をかけてしまうことは想像できる。
そして穴を空けたことはほとんどない。
健康だけが僕のとりえみたいなものだ。
残念でたまらなかった。
健康の大切さ、有難さを痛感した。
来週は東京での研修の講師が予定されている。
気を引き締めてまた頑張ろうと思った。
(2019年12月15日)