今年最後の講演は「ゴールデン・エイジ・アカデミー」というイベントだった。
京都市主催の生涯学習の取り組みでもう30年くらい続いている。
教育、文化、歴史、科学、スポーツ、様々なテーマで毎週開催されている。
12月が人権月間ということで僕に声がかかった。
人権という言葉は堅いイメージがあるので心配したが、
300を超える人達が来場してくださった。
話を聞いてくださるのは人生の先輩達ということになる。
光栄なことだと思った。
僕はいつものように自然体で話をした。
正しい理解は共感につながる。
共感は未来を創造する力になる。
僕はしっかりと未来を見つめながら話をした。
暖かな盛大な拍手が答えだったと思う。
会場を出て歩き出した時、同行してくれたボランティアさんが教えてくださった。
「一点の曇りもない蒼い空です。」
僕はうれしくなった。
僕自身の気持ちと重なった。
今年一年で82回の講演の機会があった。
勤務している高校、福祉の専門学校、大学を除いてのこの数は自分でも驚く。
小中高、看護学校、警察学校、消防学校、大学、福祉関係者や教育関係者の研修会、
PTA、企業、自治会、当事者研修・・・。
京都以外にも数多く出かけた。
白杖を振りながら笑顔で出かけた。
社会の広さからすればほんの少しかもしれないけど、
確実に未来への種蒔きができた。
話を聞いてくださった皆様に感謝します。
そして、そういう機会を作ってくださった皆様に心から感謝します。
来年も頑張ります。
(2018年12月22日)