最近の僕の首にはソニーのブルートゥースイヤホンがぶらさがっている。
右と左はコードでつながっていて、その中央をクリップで上着の首に止めている。
落っことさないための工夫だ。
バスに乗車して座れた時などはこれを耳に入れて音楽を聴くのだ。
スマートフォンを利用して聴いている。
スマートフォンとブルートゥースイヤホンはコードレスでつながっているのでとても
使いやすい。
スマートフォンには視覚障害者用のアクセシビリティが標準装備されている。
文字を音声にしてくれる。
画面が見えなくても一部の機能が使えるようになっているのだ。
時代の流れなのだろう。
ユーチューブで音楽を聴いたりラジオを聞いたりしている。
視覚障害者用のアプリもいろいろあって、
ちょっとした書類などは写真を撮影してスマートフォンの音声で読ませたりもしてい
る。
有難いことだと思う。
ただ電話は今までのガラケーだし、メールも従来のパソコンを使っている。
自分に合ったものだけを使うという感じだ。
今朝も荒井由実の飛行機雲を聴きながら仕事に出かけた。
音もとてもいいし臨場感も最高だ。
若い頃、ウォークマンでカセットテープの音楽を聴いていた。
それとほとんど同じ感じだ。
あの頃を再び手に入れたような気になっている。
車内放送も聞こえなければいけないし他のお客様の迷惑にもなりたくないので、
ボリュームは小さめにしてある。
画像的にはちょっと変なおじさんになっているのかもしれないが、
そこは全盲の特権で確認はできない。
見えないことをいいことに気にしないことにしてしまっている。
年輪を重ねてきた結果だろう。
勿論、バスを降りて歩き始める時にはちゃんとスイッチをオフにしています。
さすがに見えない聞こえないで歩くのは無茶ですからね。
(2018年8月1日)