故郷の鹿児島、佐賀、四国、関東、北海道、
いろいろな地域の方から安否確認の電話やメールを頂いた。
災害が起こったら目が見えない僕はどうしようもなくなる。
状況を目で確認できない。
逃げることもできないし助けを呼ぶことさえできないかもしれない。
その時は仕方がないという覚悟だけはある。
でもやっぱり生きていたい。
僕が助かるかどうかは助けてくださる人がいるかどうかということなのだろう。
大丈夫かと尋ねてくださる人がいる。
頑張れとメールをくださる人がいる。
心配でたまらなかったと言ってくださる人がいる。
声を聞いて涙がこぼれそうになったと伝えてくださる人がいる。
僕は幸せ者だと思う。
見えないことは受け止めた。
怖くはない。
近くに誰もいなくなること、
それはきっと耐えられないことなのだろう。
犠牲になった人達のご冥福を心から祈りたい。
(2018年6月21日)