僕の地元の西京視覚障害者協会の総会が開催された。
会員とボランティアさん、50名を超す人が集まった。
新しい会長が選出された。
40歳代の全盲の男性だ。
満場一致の拍手が彼のスタートを激励した。
そしてこの7年間会長として頑張ってくださった前会長にも深く感謝が伝えられた。
僕も40歳代の頃地域の会長を経験したことがある。
活動の意味の理解もその方法も僕自身が未熟で大変だった。
忙しく感じた。
でも先輩達が真摯に社会に関わろうとされる姿を見て、
僕にもできることを精一杯やろうと思った。
あれから20年近くの時間が流れた。
地域の会長を退いてから京都府の理事となり様々な委員会や審議会にも関わった。
とうとう国の同行援護の委員会などにも関わるようになった。
我ながらよく頑張ってこれたなと思う。
自分のためだけだったらここまでできなかっただろう。
活動が仲間や後輩の力となっていくという確信があるからやってこれたのだ。
あの頃は忙しくなったと思っていたのはスタートに過ぎなかった。
いつの間にか忙しいと感じなくなってしまった。
忙しいと感じる時間がなくなってしまったのかもしれない。
裏返せば元気でやってこれたということだろう。
まだもう少しはやれそうだ。
今年度も僕は僕の立場で頑張ろう。
(2018年4月15日)