三日間のガイドヘルパー講座が無事終了した。
僕はいつものように全力で取り組んだ。
受講生とはほとんどが初対面で今後の再会の予定はない。
僕が僕達のことを伝えるということではワンチャンスということになる。
いつの間にか知らず知らずのうちに力が入ってしまう。
受講生はいろいろな立場の方がおられる。
教育関係者、福祉関係者、家族、一般の方、学生・・・。
最終日の意見交換、
「知ったふりをしていることもあったので」
専門学校の先生は淡々と感想を述べられた。
僕は仕事柄たくさんの先生と出会う。
先生と呼ばれる職業の方達と出会う。
「知らない」と告白することは難しい場合もあることは知っている。
まして教え子の前では先生を演じきらなければならないこともある。
学ぶということは知らないことを知ったり勘違いしていたことを修正したりする作業
だ。
そこには基本的には立場はない。
でも講座の中でその立ち位置に立つには勇気もいるだろう。
感想を述べられた先生を素直に素敵だと思った。
そういう先生方と出会う学生達がきっと得をするのだろう。
僕ももうすぐまた新しい学生達と出会うことになる。
自分を戒めて、そんな先生にならなくちゃと改めて思った。
(2018年3月25日)