61歳になりました。
61年間生きてきました。
たくさんの人に支えられて生きてこられたのだと思います。
こうして今存在しているのはそれぞれの時代に巡り合って絆を結んだ人達のお蔭のよ
うな気がします。
もう会えなくなった人もいます。
生存さえ判らなくなった人もいます。
見えなくなってから出会った人もいます。
去年出会った人もいます。
偶然は必然なんだといつの頃からか感じるようになりました。
すべての人に感謝です。
見えない時間が人生の三分の一を越えました。
見えている頃の話をする時、ちょっと気恥ずかしさを感じるようになってきました。
それだけ遠くのことになってきたのでしょう。
それはまだまだ進行形です。
もし80歳まで生きられたら、
人生の半分が見えない世界で生きたということになります。
不思議な感じです。
61歳になった今思うこと、
やっぱり僕は僕なんだということです。
当たり前のことなんですけれどね。
目をキラキラさせながら過ごした青春時代の僕も、今の僕も変わらない僕です。
そしてまだ気力も体力も現役です。
61歳の時間、しなやかに優雅に生きていきます。
(2018年1月5日)