受講者の大半は大学生だったが、僕より年上の方も多く参加しておられた。
ディスカッションでは「高齢」とか「シルバー」というような単語が幾度も聞かれた。
それなのに講座全体は活気に満ちていた。
しかもその活気には品位があった。
「学んだことを周囲に伝えたい。」
「自分にできることをしっかりとやっていきたい。」
活動とか仕事とかを超えていく言葉が会場をどんどん明るくしていった。
まさしく未来を創造していく姿勢がそこにあった。
年をとるということはどういうことなのだろう。
「老い」って何なのだろう。
体力も気力も若い頃のようにはいかない筈だ。
それなのに活き活きとしておられるのは、
社会に現役として関わっていこうとする力のせいなのかもしれない。
講座で一番得をしたのは間違いなく大学生達だった。
その雰囲気の中で大学生達がどんどん成長していった。
そして終了した時の僕の気持ちもとても爽やかだった。
(2017年3月19日)