思いもかけぬ贈り物を頂く。
見えない僕のために素敵なデザインを選んでくださったようだ。
そのデザインを説明してもらってもなかなか想像はできない。
それでも洗練された雰囲気は伝わってくるから不思議だ。
真心がこもったらどうやら見えるとか見えないは関係ないらしい。
手に取って感触を楽しむ。
心がじんわりとあたたかくなる。
両方の手でそっと包む。
僕にはもったいない気もするが大切に使いたいと思う。
使う度に贈ってくださった人のやさしさを感じるのだろう。
贈ってくださった人を思うのだろう。
思いながら笑顔になるのだ。
僕も誰かを笑顔にしてあげられるような贈り物をできればいいな。
(2017年1月14日)