丹波の黒豆枝豆が送られてきた。
丹波の栗が送られてきた。
別々の人からのプレゼントだ。
たまたま偶然なのだが、
お二人共がご主人を亡くされておられる。
そしてお二人共がご主人は視覚障害者だった。
秋という季節を僕に届けようと思ってくださったのだろう。
これもたまたま偶然なのだが、
「応援しています。」
どちらにもやさしい言葉が添えられていた。
光栄だと感じた。
それぞれのご主人の思いを受け継いでいくようにとのことなのかもしれない。
先達の心を今生きている僕達がかみしめていくことが大切なのだろう。
そして次の時代に渡すのだ。
そうして思いは深まっていく。
成熟していく。
僕自身もそうありたいと願いながら秋の味覚を味わった。
(2016年10月1日)