大阪の四天王寺大学での特別講演が2016年の講演活動のスタートとなった。
教室には100人余りの教育学部の学生達が集った。
僕はいつものように自然体で学生達に語りかけた。
見える人も見えない人も見えにくい人も、
皆が笑顔で参加できる社会をイメージしながら、
しっかりと未来を見つめて語りかけた。
90分という時間はあっという間に過ぎていった。
最後の質疑応答が終わると、
学生達はそれぞれの感想が書かれたレポートを僕に手渡しながら、
「ありがとうございます。」と心のこもった挨拶をして教室を出ていった。
100人の100色の声がやさしく伝わってきた。
うれしかった。
新年早々、教師を目指している学生達と出会えたというのは
僕自身も希望を感じられるような気がした。
爽やかな気持ちになった。
帰路電車の中で、学生達の感想をボランティアさんに読んでもらった。
100人の100色のメッセージがあった。
優しい暖かなぬくもりもあれば、
強い激励の力もあった。
自分自身を振り返った謙虚なつぶやきもあったし、
社会を変えていくという誓いもあった。
そして、「教師になった時、今日の話を子供達に伝えたい。」
という言葉がいくつもあった。
情熱という言葉を久しぶりに思い出した。
教育と情熱はつながっているんだなと思った。
学生達にプレゼントをもらったような気になった。
「情熱」、希望を生み出すような気がします。
今年の僕のテーマにします。
(2016年1月11日)