ホームページのお問い合わせフォームから、
視覚障害者協会を通して、
あるいは直接携帯電話で、
いろいろな講演の依頼がくる。
対象も小学生から高齢者までまさに老若男女だ。
教育関係、福祉関係、医療関係などが多いのだが、
最近は一般企業とかも増えてきている。
小さな会議室みたいな場所もあれば大きなホールもある。
ただ、僕の目の前には画像はなくてグレーの色が広がっているだけなので、
対象人数はあまり関係ない。
少人数でも聞いてくださる人がいらっしゃれば感謝して行くことにしている。
見える人も見えない人も見えにくい人も、
皆が笑顔で参加できる社会に向かうためには、
正しく知ってもらうことが何より大切だと思っている。
ひとつひとつの講演が未来につながっていく。
まさに未来への種蒔きなのだ。
フットワークは軽いので国内ならどこにでも行くことにしている。
これは見えてた頃からの旅好きが幸いしているのかもしれない。
語学はできないので海外にはいかないと思っているけれど、
間違っても海外から依頼がくることはないだろう。
ただ、年々依頼の数は増えている。
予約も早くからくるようになった。
「ちょっと先なのですが、2月の・・・」今日も電話で依頼があった。
来年のスケジュールを開いてみたが依頼日の曜日が間違っている。
その旨伝えたら、来年ではなくて2017年の話だった。
勿論感謝しながら引き受けたが、
いつも若干の不安はある。
いつどんな病気をするかは判らない。
もしそうなったら多くの人に迷惑をかけることになる。
でもこればかりは仕方がない。
明日も明後日も来年もその先も、
元気な自分であることを前提に頑張ります。
元気であることを信じてなんて言いません。
それは判りません。
あくまでも前提です。
そしてそのための少しの努力はします。
今年のインフルエンザの予防接種ももうすませました。
でも、中性脂肪の数値が高いからラーメンのスープは飲まないようにと、
かかりつけのドクターに言われるのですけれど、
これがなかなかね。
(2015年10月29日)