68回目を数える視覚障害者の全国大会、
今年は岐阜での開催だった。
会場には日本の北から南から見えない人、見えにくい人が集まった。
白杖を持った人、盲導犬を連れた人、サポーターと一緒の人、
飛行機で電車で観光バスで集まった。
決議文の採択での1300人の拍手の音は会場にこだました。
こだましながらそれぞれの頭上に降り注いだ。
こうやって先人達が時代を切り開いてきたのだなと感じて、
感謝で胸が熱くなった。
来年の青森での再会を誓って解散した。
先輩と二人で岐阜駅の改札口を入ったら、
ボランティアさんが声をかけてサポートしてくださった。
僕達のために待機していてくださったのだ。
ボランティアとか福祉とかいう単語がない頃から、
応援してくださる人達がおられたに違いない。
人間のやさしさも絶え間なく続いてきたということなのだろう。
今回の岐阜のボランティアさん、これまでのボランティアさん、そして来年の青森で
待っていてくださるボランティアさん、
本当にありがとうございます。
(2015年5月31日)