朝食はのぞみのワゴンサービスのコーヒーとワッフルですませた。
福山でこだまに乗り継いで8時過ぎには尾道に着いた。
視覚障害者のサポートをするガイドヘルパーの研修にお招きいただいたのだ。
一泊二日でとの要望だったが
どうしても時間が取れずに日帰りにしてもらったので
自宅を6時前に出発して22時半に帰宅という強行軍になってしまった。
時々こういうことがあっても対応していっているので、
体力はあるということなのだろう。
僕達のことを伝える時、
僕達だけが適任とは思っていないけれど、
僕達が関わらないところで僕達のことについて取り組まれていくのはあまりいいこと
ではないと感じている。
だからこういう実際に福祉に関わる人達の研修会にも意欲的に関わっている。
そしていつもだいたい充実感みたいなものを感じている。
一期一会、今回もたくさんの人と出会った。
言葉をやりとりするだけでなく、
笑顔も交換し握手もした。
見える人も見えない人も見えにくい人も、
それぞれが同じ未来を見つめる時間となった。
「今度はゆっくり旅行で来てくださいね。」
駅まで送ってくださったスタッフの言葉はやさしさに溢れていた。
またいつかきっと訪れてみたいな。
海を渡ってきた爽やかな風を感じながら心からそう思った。
(2015年5月19日)