二か月ほど前に買っておいた新しい靴を、
4月の始まりに合わせて履き始めた。
自由業の僕にとっては
新しい年度にどれだけの仕事があるのかないのか判らない。
一年以上前から予約が入っている仕事もあれば、
一週間ほど前になって突然入ってくる仕事もある。
収入につながる仕事もあればそうでないのもある。
収入にならないことを仕事と呼ぶのは不自然なのかもしれないが、
いろいろな活動をする中でそういうことがあるのも知ったし、
その仕事がとても大切であることも判ってきた。
お金とは比較できないことのために活動できることを誇らしく感じることさえある。
どちらにしても仕事があるということは有難いことだ。
仕事をするということは社会につながる一番手っ取り早い方法だ。
感謝しながら新年度を迎え、
4月以降のスケジュールを確認してみたら、
3月までの半分がもう既に埋まっていることに気づいた。
見えなくなって何もかもを失ったと感じた時のことを思えば、
本当に幸せなことだ。
花散らしの雨でできた桜のジュータンの上を歩きながら、
気が引き締まるような感じがした。
また新しい出会いがあり、また心を震わす学びがあるだろう。
一歩一歩踏みしめながらしっかりと歩いていきたい。
今年度も宜しくお願い致します。
(2015年4月4日)