ガイドヘルパー講座で知り合った有人からメールが届いた。
「風になりたい」を家族で回し読みしていると書いてあった。
僕はニヤリとした。
僕は3冊の本を出版しているのだが、
「風になってください」
「見えない世界で生きること」
「風になってください2」
がそれぞれの題名だ。
「風になりたい」という本はない。
でも、今回が初めてではない。
時々、この間違いが起こってしまうのだ。
きっとそれは、読んでくださった人の思いの記憶なのだろう。
有難い、うれしい間違いのような気がする。
2004年に出版された「風になってください」は1万冊という数になり、
今でも少しずつだけど、アマゾンなどで誰かが買ってくださっているようだ。
昨年出版した「風になってください2」は、
京都市の図書館で中学生向けの推薦図書になった。
とても光栄なことだ。
僕は特別に文学の勉強をしたこともなく、
自分でも稚拙な文章だと自覚している。
でもこうして支持してくださるということは、
本を支持してくださるというようりも、
見えない僕が参加していく社会に思いを重ねてくださっているということだろう。
「風になりたい」、
本当にありがとうございます。
(2014年10月4日)